この度、本年度第1四半期の業績および今後の見通しについて、その要約をご報告いたします。
これまで業績報告は通期のみとしておりましたが、先に公表しました「カターレ富山 VISION2021」でお示ししたとおり、企業のガバナンス強化・透明性向上の一環として、今年度より初めて四半期毎での報告とさせていただいた次第です。
(株)カターレ富山 FY2021第1四半期 業績報告について
(株)カターレ富山 代表取締役社長
左伴 繁雄
日頃よりカターレ富山をご支援戴き厚く御礼申し上げます。本日は、本年度第1四半期の業績及び今後の見通しについてまとまりましたので、その要約をご報告させていただきます。これまで業績報告は通期のみとしておりましたが、過日社長就任時に述べさせていただいた通り、様々な分野でのガバナンス強化の観点より、企業の透明性向上の一環として、今年度より初めて四半期毎でのご報告とさせていただいた次第です。
今年度第1四半期業績全体としては、昨年度同時期に対し増収減益となりました。以下に昨年度対比による収益、費用の内訳記載を致しますが、多くの科目でコロナ禍による増減が生じております。
収益全体としては、昨年度比+24百万円(伸長率107%)となる384百万円と増収で推移しております。主な増減収項目は以下の通りです。
・ホームゲーム通常開催に伴う入場料収入増(昨対+13百万円/伸長率1050%)、物販収入増(同+5百万円/同204%)
・スクール、アカデミーのフル稼働に伴うアカデミー収入増(同+5百万円/同192%)
・違約金収入(2選手)増を主としたその他収入増(同+8百万円/同163%)
・減額(59件)離脱(23件)既存スポンサー継続交渉中(63件)新規(21件)増額(21件)となっているスポンサー等収入減(同▲7百万円/同98%)
尚、スポンサー等収入は、4月以降急ピッチに既存スポンサー継続交渉を進め、現時点で残り交渉法人は1社(6月成約予定)、成約ベースでの積上げ額が373百万円と、第1四半期時点で既に昨年度実績比98%まで追い込んできております。
一方費用全体としては、昨年度比+32百万円(伸長率124%)となる162百万円となりました。主な増減項目は以下の通りです。
・J2復帰に向けた戦力底上げに伴う選手人件費増(昨対+13百万円/伸長率127%)
・リーグ通常開催に伴う諸経費増(同+9百万円/同119%)内訳は、試合関連経費(同+3百万円/同216%)トップチーム運営経費(同+4百万円/同118%)、販売費(同+2百万円/同110%)
・スクール、アカデミーのフル稼働に伴う運営経費増(同+2百万円/同139%)
・収益向上に向けた人員増を含むフロント体制強化に伴う一般管理費増(同+8百万円/同126%)
以上により今年度第1四半期営業損益は、昨年度比▲7百万円となる222百万円となりました。コロナ禍によるスポンサー等収入減を新規増額スポンサー営業活動により最小限に留めていること、また再開した ホームゲーム興行、アカデミー、スクール活動の収入増により、J2復帰や会社体質強化に伴う費用増もある中で、損益を昨対ベースで▲10百万円以下(最終損益見込み約+40百万円相当)に抑え込んだことについては、一定の評価に値すると思料しております。
現在、今後の見通しにつきまして、承認済み予算(収益573百万円/昨対+25百万円・費用573百万円/昨対+74百万円)の見直しを行っております。見直しの中では、好調なチーム戦績や営業戦力アップ、そして個人、法人の皆様によるご支援が想定以上にいただけそうな勢いを背景に、入場料、物販、スポンサー収入の面で、上方修正を行うことで、先ずは収益6億円の大台を視野に入れた積上げを行っております。増収予算分は、戦況を睨みながらJ2復帰に向けた強化への追加投資に充当していく所存です。
最後に、フロント、チーム共々、標榜する「ハードワーク」を会社一丸となってやり切る覚悟でおります。皆様におかれましては、どうか変わらぬご支援を、宜しくお願い申し上げます。