(株)カターレ富山 FY2021業績見通しの上方修正について

 この度、本年度の業績見通しを当初予算から上方修正することについて、本日、行われた弊社取締役会で承認されましたので、会社方針に掲げる「発信力強化/透明性向上」に則り、その要約をご報告いたします。

 

FY2021 業績見通しの上方修正について

株式会社 カターレ富山
代表取締役社長 左伴繁雄

 日頃よりカターレ富山を応援いただき、厚く御礼申し上げます。世間ではオリンピック開催により、連日日本人オリンピアンの活躍が報じられております。コロナ渦による感染予防を十分に行った上で、大過なく大会が盛り上がることを期待してやみません。

 Jリーグの方は、オリンピック開催による中断期に入りました。特に弊社チームの属するJ3リーグは、ほぼ2ヶ月の長期中断に入り、チームの方は、前半戦での課題修正や、新加入選手達とのフィッティング、そして何よりこれから始まる胸を焦がすような後半戦に向けての心身状態のブラッシュアップに励んでおります。また、フロントサイドでも、より皆様にとって会社やチーム、そしてホームゲームを身近に感じていただく方策を企画/リリースしていくことに勤しんでおります。

 さて、本日はタイトルにあります通り、今年度の業績見通しについて、会社方針にある「発信力強化/透明性向上」に則り、年度初めに立てた当初見通し(予算)を上方修正させていただくことの開示をさせていただきます。詳細は別表をご覧いただくこととして、ここでは要約したご説明とさせていただきます。尚、本件は本日行われた弊社取締役会に諮られ承認されたことを併せてご報告させていただきます。

 先ず総収益は、当初見込みの573百万円を53百万円(当初比109%/昨年度対比114%)上回る626百万円と、J3降格以降初となる6億円超えの上方修正と致しました。これは、①当初見込みに対し2倍集客(1,227→2,422/試合)となっている入場料収入が当初比212%(昨対比179%)、②好調なJ2復帰祈願スポンサーと、新規増額法人もこじっかり獲れているスポンサー収入が当初比103%(昨対比105%)でJ3降格後初の4億円突破、③入場者増見合いの売上増と、リリース後5時間完売となったサマー限定ユニフォーム等の新規商品投入効果による物販収入が当初比150%(昨対比143%)、④選手移籍に伴う違約金、連帯貢献金収入増となったその他収入が当初比142%(昨対比119%)と、収益増はほぼ全カテゴリーに及んでおります。また、スポンサー、アカデミー、物販、その他の各収入は、J3降格以降最高値となる上方修正と致しました。本修正は、好調なチーム状況とJ2復帰にかける皆様の強い想い、そして社員の頑張り、メディアの皆様から大変好意的に取り上げていただけたこと等から生まれた6月末までの力強い実勢がベースとなっていることに加えて、今後想定される復帰争いに伴う収益効果も反映しております。但し、報奨金や復帰記念商品等、復帰に伴う増収分は除外しております。

 次に総費用の方ですが、当初見込みの573百万円を48百万円(当初比108%./昨対比124%)上回る621百万円の上方修正と致しました。結果、損益は5百万円(当初値±0)と僅かながらではありますが黒字化を見込みました。収益増見込み53百万円は、復帰争いに備えた3名の選手補強と、社員の高負荷勤務抑制方策、及び今後の事業規模拡大に備えた2名の間接部隊増員に充当させていただきました。具体的には、①補強及び勝利給増に伴うチーム人件費が当初比110%(昨対比137%)、②社員負荷軽減のための業務委託費増とした試合関連経費が当初比121%(昨対比101%)、③事業拡大に備えた社員増に伴う一般管理費が当初比111%(昨対比113%)と致しました。その他、売上増見合いの物販原価増、昨年度並みに戻した販売費増を含め、費用の上方修正をしております。

 「自ら余計に稼いだ分は、皆様が今後弊社を通じて喜んでいただくに足る投資にまわした」というのが、今回の上方修正に込めた私達の想いです。即ち、J2復帰確度をより高く、そして復帰後のフロント陣容も見据えた上で、右肩を上げた私達のファイティングポーズとご理解いただければ幸いです。

 チームは前半戦にも増してハードワークをし、フロントは「縁日と真剣勝負の両立」を合言葉に興行を行い、お客様の側に立った対面営業、そして弊社が片時も離れることなく皆様のおそばにいる実感を持てるようこれまで以上の発信を続けて参りますので、残りシーズン悔いなく共に戦えますよう、倍旧のご支援、ご声援を宜しくお願い申し上げます。