この度、本年度第2四半期の業績および今後の見通しについて、その要約をご報告いたします。
これまで業績報告は通期のみとしておりましたが、企業のガバナンス強化・透明性向上の一環として、今年度より四半期毎に報告させていただいております。
(株)カターレ富山 FY2021 第2四半期 業績報告について
(株)カターレ富山 代表取締役社長
左伴 繁雄
日頃よりカターレ富山をご支援戴き厚く御礼申し上げます。本日は、今年度第2四半期の業績及び今後の見通しについて、その要約をご報告させていただきます。第1四半期の際にも申し上げましたが、過日社長就任時に述べさせていただいた通り、様々な分野でのガバナンス強化の観点より企業の透明性向上の一環として、今年度より四半期毎でのご報告とさせていただいております。
今年度第2四半期業績全体としては、昨年度同時期に対し第1四半期同様に増収減益となりました。以下に昨年度対比による収益、費用の内訳記載を致します。
収益全体としては、昨年度比+56百万円(伸長率113%)となる493百万円と増収で推移しております。特に今期の営業努力に加えて、昨期の入場料、物販、アカデミーはコロナによる試合やアカデミー中止の影響もあり、大幅増収となりました。主な増減収項目は以下の通りです。
・ホームゲーム平均入場者数が倍増(12→24百名/試合)した入場料収入増(昨対+5百万円/伸長率130%)、及びサマー限定ユニフォーム等のヒット商品や入場者増に伴う物販収入増(同+11百万円/同210%)
・スクール、アカデミーのフル稼働に伴うアカデミー収入増(同+16百万円/同184%)
・違約金収入(2選手)増を主としたその他収入増(同+10百万円/同216%)
・6月より実施したJ2復帰祈願スポンサー(目標額20百万円達成:8月)及び好調な新規スポンサー獲得によるスポンサー等収入増(同+13百万円/同104%)
尚、スポンサー等収入は、現段階の成約ベースでの積上げ額が400百万円(昨年度実績382百万円/105%)と過達としており、J3降格以降最高額並びに先に発表致しました上方修正後予算も達成致しました。
一方費用全体としては、昨年度比+92百万円(伸長率143%)となる306百万円となりました。費用増は、年度末に赤字損益を出さない範囲を睨みながら、主に①J2復帰に向けた選手補強(3名)を含む戦闘力強化(昨対+36百万円)、②会社規模拡大に必要なスタッフ増員(2名)を含む待遇改善(同+16百万円)、③物販/スポンサー等収益増や試合/アカデミー開催に伴う原価増(同+40百万円)となっております。主な増減項目は以下の通りです。
・J2復帰に向けた選手補強及び勝利給倍増に伴う選手人件費増(昨対+36百万円/伸長率144%)
・リーグ通常開催に伴う試合関連経費、トップチーム運営経費、物販/スポンサー等原価増(同+35百万円/同155%)
・スクール、アカデミーのフル稼働に伴う運営経費増(同+5百万円/同147%)
・収益向上に向けた営業/広報社員増員を含むフロント体制強化に伴う一般管理費増(同+16百万円/同128%)
以上により今年度第2四半期営業損益は、昨年度比▲36百万円となる186百万円となりました。これは先に発表致しました上方修正後予算(収益626百万円/費用621百万円/損益5百万円)のラインに概ね沿ったトレンドを描いております。昨年度は、最終損益が+50百万円と大幅黒字となりましたが、 今年度は、昨年度収益を大幅に過達(+78百万円)させつつ、過達原資及び損益増分を『J2復帰及び会社規模拡大に備えた投資に振り向けさせていただく』方針で各事業運営を行っております。
今後の見通しにつきましては、収益の65%を占めるスポンサー等収入が成約ベースで既に予算達成しており、まだまだ勢いを維持出来ていること、物販も予算比70%近くまで追い込んでおり、法人個人共々こじっかりした収益トレンドを描ける見込みでいること、また費用は概ね予算通りとなっていることから、降格後初の6億円超え(626百万円)と黒字達成に、確かな手応えを持っております。しかしながら当該収益は、昨年度J3決算ベースで第4位、J2決算ベースでは第21位とまだまだ上積みをしていかなければなりません。弊社をご支援いただいている皆様におかれましては、この現実を踏まえ今後ともどうかご高配の程、宜しくお願い申し上げます。
最後になりましたが、これから始まる後半戦に向けて「全社一丸 One Rock TOYAMA !」を皆様と誓い合い、疾風怒濤の如く、駆け抜けて参りましょう。
以上