日頃よりカターレ富山をご支援いただき厚く御礼申し上げます。
本日行われましたY.S.C.C.横浜戦の結果をもちまして、目標としておりましたJ2復帰が消滅したことをご報告させていただくとともに、慎んで深くお詫び申し上げます。
今季は小田切監督指揮の下、「強度とハードワークで攻守の切り替えの早いシームレスサッカー」を目指し、シーズンを通じて常時昇格圏に絡むポジションの中で戦って参りました。サッカー自体もシーズンが進むにつれ、トップクラスの走力、球際の強さをベースにしたハードワークで、相手に脅威を与える戦いができるようになって参りました。
しかしながら、攻撃面では主に「ここで打つ」積極性やフィニッシュの精度に欠けたことで得点機会を逸したこと、また守備面では崩されたというより個人のミスが招いた失点を減らせなかったこと等で、勝点を昇格圏まで引き上げることができませんでした。特に、最終盤でここ一番というゲームを落としてきたことは、メンタル面も含め重く受け止めております。
一方、ここ3年は常に最終戦近くまで昇格の可能性を残しながら戦うまでの地力はついてきております。また、簡単なようでとても難しいチームの結束も控え選手、ベンチ外選手を含め、私が就任して以降、最もまとまっており、これは先に繋がる力強さと感じております。また、監督の積極起用に応えた若手の台頭も、今後上を目指していく上で心強い変化と言えるでしょう。
そして何より…ホームアウェイを問わず年間を通じて共に戦ってくれたサポーターの皆さんの応援は、折れそうになる心を何度も立て直してくれました。年間14回負けましたが、皆さんはただの一度も私たちに下を向かせなかった。また、ホーム県総ではスタンド全体でどこまでも温かく熱心に応援をしていただきました。応援はすでにJ1昇格です❗️本当に頭を何度下げても下げ足りない感謝の想いで一杯です。
スポンサーの皆さんも同様に、お金だけではなく物心両面で私たちを支えていただきました。メディアの皆さんもチームがどのような状況の中でも、クラブの様々な活動を世間に訴求していただきました。J3のクラブの中で、ここまでしていただけるクラブを私は知りません。
J2復帰は消滅いたしましたが、カターレ富山、そしてカターレ富山に関わる皆さんの地力と熱量は確実に成長してきております。それをもってしても目標達成を果たせなかったのは、一重にトップである私の責任であり、その負うべき責任については取締役会に委ねる所存です。
今、私が申し上げられるのは、カターレ富山がある限り、皆さんが嬉し泣きをするその日まで「何度でもSTAND UP !」の想いを胸に戦い続けるということです。
1年間、熱い応援をありがとうございました。
株式会社 カターレ富山
代表取締役社長
左伴 繁雄