(株)カターレ富山 FY2024第3四半期 業績報告について

この度、企業のガバナンス強化・透明性向上の一環として、本年度第3四半期の業績について、その要約をご報告いたします。

(株)カターレ富山 FY2024第3四半期 業績報告について

日頃よりカターレ富山をご支援いただき厚く御礼申し上げます。本日は企業の透明性向上の一環として、本年度第3四半期業績について、その要約を以下にご報告させていただきます。

業績全体としては、総収益760百万円(昨年同期比+98百万円/伸長率115%)、営業損益は94百万円(同+29百万円/144%)の増収増益となりました。総収益値は年度予算の95%となり、予算(805百万円)達成はほぼ確実となりました。達成すればクラブ創設以来初の8億円突破となるクラブレコードであり、大変好調な推移となりました。

この好調さを形成したのは、①予算外としていたルヴァン・カップ2回戦以降の3試合(清水、神戸、札幌戦)での入場料、スポットスポンサー、物販収入、②J3降格後クラブレコードとなったFC今治戦の9,700 人を筆頭に後半戦で伸長した入場料収入、③ユニフォーム販売数がクラブレコードとなった物販収入で、増収の牽引に大きく貢献してくれました。

収益の主な変動内容は以下の通りです。
・離脱減額を抑え込み、大幅な増額を引き出したことに加え、予算外ルヴァン・カップ3試合でのスポットスポンサー獲得に成功したスポンサー等収入増。(昨対比+17百万円/伸長率104%)
・シーズンパスおよび入場料値上げに加え、予算外としていたルヴァン・カップ3試合での増収、後半戦での集客の伸長(昨年度3,400人➡今年度4,200人/試合)による入場料収入増。(同+57百万円/同223%)
尚、本数値は年度予算(76百万円)を達成するとともに、クラブ創設以来初の1億円突破となるクラブレコードとなりました。
・ユニフォーム販売が1,883枚と、過去最高(昨年同期比+365枚)となったことに加え、予算外としていたルヴァン・カップ3試合での増収による物販収入増。(同+26百万円/151%)尚、本数値はクラブ創設以来のクラブレコードとなりました。

一方費用全体としては、666百万円(同+69百万円/同112%)となりました。費用の主な変動内容は以下の通りです。
・ルヴァン・カップ開催に伴う試合数増、及び集客増に伴う警備費増等による試合関連経費増(同+20百万円/同143%)
・同上にて遠征費等が増加したトップチーム運営経費増(同+8百万円/同110%)
・トップチームトレーニングウェア更新、及び集客増に伴うチケット販売手数料増を主とした販売費増(同+17百万円/同130%)
・販売増見合いで増加したグッズ製作費増(同+21百万円/同163%)
・業務効率化を目的としたPC等備品購入.及びスタッフ増員による一般管理費増(同+8百万円/108%)

以上により今年度第3四半期は、冒頭記載の通りの増収増益で締めることができた上、過去最高の業績ピッチで推移しています。またキャッシュフローも黒字幅増により10月末預金残高は101百万円となりました。加えて今年度実施した増資(44百万円)により、運転資金への不安は解消される見込みです。これまでの応援、ご支援いただいた皆様、そしてチーム、社員に感謝申し上げます。

さて、本業績を見る限りこの3年間で会社はJ2でも十分戦える規模にまで成長してきていると言えます。しかしながら、この成長も皆様からいただいた貴重な浄財もJ2に戻らなければ、それに報いたことにはなりませんし、生き金にも出来ません。そのためにも明後日から行われる昇格プレーオフの2試合は、チームもフロントも肝を据えて戦います。

一発勝負の昇格プレーオフは、最早お金ではありません。ギラギラした「勝ちたい」という気持ちの強さが終始保てるか、それもチームだけでなく、皆様も同じ気持ちで戦っていただけるかどうかにかかっています。ここまで来たからにはみんなで一丸となり、ぜひJ2復帰を勝ち獲りましょう!

株式会社 カターレ富山
代表取締役社長 左伴 繁雄