このたび、企業のガバナンス強化・透明性向上の一環として、本年度第2四半期の業績および今後の見通しについて、その要約をご報告いたします。
(株)カターレ富山 FY2022第2四半期 業績報告について
(株)カターレ富山 代表取締役社長
左伴 繁雄
日頃よりカターレ富山をご支援戴き厚く御礼申し上げます。本日は、様々な分野でのガバナンス強化の観点から、企業の透明性向上の一環として、本年度第2四半期の業績及び今後の見通しについてまとまりましたので、その要約をご報告させていただきます。
今年度第2四半期業績全体としては、年度当初に策定した予算に対して、減収減益(対前年同期では増収減益)となりました。以下に予算対比による収益、費用の内訳を記載致します。
収益全体としては、予算差▲28百万円/予算比95%(前年同期差+3百万円/前年同期比101%)となる496百万円となりました。主な減収項目は以下の通りです。
・目標平均入場者数4,000名未達(2,645名/試合)に伴う入場料収入減(予算差▲17百万円/予算比60%)
・入場者数減に伴うホームゲーム会場でのグッズ売上減を主とした物販収入減(同▲6百万円/同82%)
・全国予選敗退に伴う個人負担金減(遠征費)を主としたアカデミー関連収入減(同▲5百万円/同89%)
・スポンサー等収入は、ほぼ予算並みで推移しております。なお、8月末における成約ベースでの積上げ額が405百万円となっており、昨年度実績409百万円を上回る勢いで進捗しております。
一方費用全体としては、予算差+18百万円/予算比104%(前年同期差+121百万円/前年同期比140%)となる428百万円となりました。主な増減項目は以下の通りです。
・予算外の選手追加獲得に伴うチーム人件費増 (予算差+19百万円/予算比112%)
・新聞・テレビ等を通じた情報発信量拡大に伴う販売費増(同+8百万円/同127%)
・ホームゲームでの高負荷勤務抑制を目的とした外部委託に伴う試合関連経費増(同+4百万円/同119%)
・フロント業務に係る業務効率化および外部委託化に伴う一般管理費減(同▲5百万円/同93%)
・全国予選敗退に伴う遠征費を主としたアカデミー運営経費減(同▲4百万円/同83%)
・物販収入減少に伴うグッズ製作費減(同▲2百万円/同90%)
以上により今年度第2四半期営業損益は、予算差▲46百万円(予算比59%)となる68百万円となりました。従前より申し上げている通り、今期は「J2になんとしても戻る」ため、トップチームに関わる費用を過去の昇格クラブや昇格を狙うクラブを睨みながら、弊社J2時代に匹敵する対前年比+78百万円の350百万円を計上しております。結果その費用規模は、現有フロント戦力の稼げる範囲を超え、予算レベルで▲60百万円の赤字計画としております。
本上半期決算における損益の対予算比が▲46百万円となったことから、最終損益見込みは▲1億円程度になることが予想されます。主な予算未達は、入場料、そして入場者数と連動性の高い物販、トップチームコストに集約されますので、損益改善の最重点課題に「スタジアム興行」を置き、皆様からの意見も頂戴しながら、更なるチームのハードワークとフロントによる精一杯のおもてなしをもって、一人でも多くの方々のご来場に注力して参ります。また、予実算対比でほぼイーブンとなっているスポンサー収入ですが、本年に入り90百万円規模での離脱減額があったにもかかわらず、現段階でほぼ昨年実績を捉え、今年度予算の達成も視野に入って参りました。商材的にもユニフォーム胸部や背中部のONETOYAMAスポンサー営業で積み上げが十分可能ですので、入場料収入等の予算未達分を補えるよう、引き続き「全力全員営業」をかけて参ります。
さらに、クラブの将来を見据え、よりダイナミックな事業投資や不測の損益悪化に備えた資本政策につきましても、今後足早に検討して参ります。
今年はチームもフロントもスタートからクロージングまで正念場のつもりでハードワークにチャレンジしております。全ての結果は数字で出て来ますが、予算達成可否の如何を問わず、チャレンジャブルな目標とした私がその全責任を負う覚悟です。またチーム成績につきましても、予算規模、編成内容、監督スタッフ人事の全ての面で、その責任の所在は私にあることを申し添えておきます。その限りに於いて、社員や選手達は、どのような状況でもはつらつと120%の力で悔いのない毎日の積み上げに集中してもらいます。
カターレ富山をご支援いただいている皆様におかれましては、残り1/3シーズン、そして下半期につきましても、フロントや現場がその力を存分に発揮できるよう、引き続き力強いサポートを、どうかよろしくお願い申し上げます。
NO LIMITS ❗️(限界は定めない)